No.10.施工順序のおはなし;その1(’98.8.30)
『信じられない本当のおはなし』の掲示板レベルのおはなしですがまあせっかくメニューに入れたんで
ここに書いときましょう.
これは2年くらい前のお話.
7〜8mの深さの掘削工事.掘削幅も8m程度.
対象構造物はPHC杭基礎の函渠.
積算が間にあわんとかで,仮設計画図などを書きながらFAXで送ってえいやこら対応しておりました.
切梁3段の土留工断面図を見て,お役所の課長さんがこう のたまわったのです.
『杭打機が入る進入路はどこから取付けて,狭い中で支保工もあるし どうやって杭をうつんか?』
と担当レベルに意見を求めたそうです.
役所のご担当も返事ができずに,そのFAXが元請さん経由でうちに入ります.
これを見て唖然としました.
『ヤットコ打ちするのに決っとろうが・・・・』
天下の○設省さんの課長クラスの方でも,ご自分で経験したことのない工種については
全くうといんですね.経験がないことは知らない・・・当り前といえば当り前ですが.
でもその年の土木やさんになれば,杭のヤットコ打ちくらいは常識だと思うんですがね・・・・
ま,私もコンサルタントとしての常識に欠けるんであまり大きな事,いわんとこ.
で,このページで新人くんに伝えたいこと.
手持の仕事をこなすのでそれはもう大変でしょうけど,つねにプラスαの興味を持つようにこころがけましょう.
●自分がやっている業務に関係ない専門書をすこしずつ読むだとか
●書架にある専門誌にざーと目を通す癖をつけるだとか,
業務で必要に迫られること以外にも少しずつ・・・・プラスαの知識を・・・
若いうちからそういう癖をつけておくと10年20年経つと全然違うと思うんです.
きっと,一度も経験したことがなくても『杭のやっとこ打ち』くらいは常識として身につくと思うんです.絶対に.
以上,よくあるお説教話しでした(^^;).ごめんなさい.
とまあここまで書いて,振返って我身はどうかといえば,
河川工事の仮設的なことで食ってるのに河川の基本的なことを知らないんですね,全く.
それで食えちゃうところがいかんのでしょうけど.
構造令等ひととおり目は通しておりますが,自分で計画する立場にならないと頭には入らないですね.
新工法や新技術を開発するような部門は別にして,場末の土木の世界で技術とは何かといえば,
『知っている』か『知らない』かで勝負がつくことが多いですよね.
+αの好奇心・・・・新人くん!,私も心がけますんで チリも積れば山となる,お互い頑張りましょうや!!(^^)
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