●No.21 第6号工事;田代定住促進団地造成事業 (’99.9.8〜)


ついに鹿児島に大型工事が・・・.'99.9現在施工中です.
宅地造成事業の16,000tの防災調整池(オープン)工事への適用です.
断面図はこんな感じ↓

拡大して見たい方はこちら→pdf

地盤は二次シラスの堆積層で原設計は杭基礎だったそうです.
下流側(図面左側)の逆T擁壁には前面の抵抗がないため,HWLの時には大きな水平力が働き,
これを杭の横抵抗で取らせようとすると,とてつもない本数が必要になります.

したがって,底盤幅が10mなどということになってしまいます.

単純に考えると,底盤を剛体とみなして杭に等分に荷重分担させるのですが,骨組解析をすると,つま先側の
数列だけが,荷重負担をすることになります.

そこで,ポカラの出番.底盤後方にポカラを置いてやって,バランスをとり,地盤反力を小さく抑える.

直接基礎では難しいこんな地盤の場合は,杭基礎よりもポカラの方が安いわけです.

ついでに山側にも,ポカラを使って上部を公園にして,土地の有効利用を図る.
調整池内で公園面積を稼げれば,その分,有効宅地が別のところで確保できるわけです.

この辺は,宅地としての販売可能単価とポカラの工事費とのからみですね.

新工法の初めての適用ということで,県の認可を受けるのにはかなり苦労をされたそうですが,いざ工事が始ると
お役所の受けも大変良いそうで,それまでとは反対に・・・自慢する側に廻っておられるとか・・(^^;)

断面図だけではわかりにくので,イメージパースはこんな感じ.

公園に囲まれた,きれいな調整池ができそうですね(^.^).
工事中の写真もあるのですが,明日は,ポカラ研究会の現場見学会です.

実際に自分の目で見てきてから載せましょう. (←ここまで’99.9.8)